慢性疾患の方のみ電話での再診が可能です。

現状では全く問題なく受診できる環境です。
本日も慢性疾患の方がお見えでした。
窓を開けて風通しを良くして診療しております。
なかなか気持ちのいいものです。

ただし、このまま増加を続けたら当院受診が危険になる場合があります。
その時は玄関口とこのホームページで告知します。

その場合、 当院かかりつけの慢性疾患の再診のみ電話にて症状をお話いただければ、処方箋をご希望の薬局にFAXで送って処方していいことになりました。これは臨時特例措置です。

初診に関しては報道が先走っていますが、まだ当局の正式な決定はなく、対応できません。

地域内に侵入したと思われます

小平市内での感染被害者は5名となりました。
また近隣基幹施設の看護師さんも感染が見つかりました。
さすがにプロなので院内ではなく、外部での感染の模様です。
速やかなご快癒をお祈りしております。

クラスター追跡班の症例報告で、5分間の立ち話で感染した事例があります。
近隣での接触はこれから当分、警戒が必要です。

食品

コロナウイルスの滅菌は60℃30分の加熱が必要です。

オープン環境に晒された食品を軽くレンジでチンした程度では難しそうです。

衛生環境で個別包装された食品か、生材料をしっかり加熱調理した食品なら大丈夫でしょう。

日本の食品メーカーの努力量は凄まじいものがあります。

何を食べても大丈夫な国は世界的に珍しく、水道水すらそのまま飲める国は世界の15カ国だけです。

以前、コンビニで売られる大手メーカーのパンはカビが生えない自作のは生えるのに、と文句を言った人に、それはあなたの台所が汚いからです、と名回答がありました。試しに大手メーカーのパンを自宅のまな板で転がしてから保存するとちゃんとカビが生えますね(笑)

ハムに亜硝酸塩を加えるのはケシカラン、ガンが発生するとお怒りの方も昔はいましたが、あれがないとボツリヌス菌により死亡率で超低確率のガンなんかより圧倒的に危険ということが知れ渡るにつれて沈静化しました。

あと喫煙に関しては救命率は極めて低い、ということがはっきりしています。

なぜ8割の接触を断つ必要があるのか?

西浦先生による解説です。

実際には6割で良いのですが、どうしても遵守しない人口があるので真面目な方々に過負荷をおかけする、ということです。

接触ですが、例えばひと一人が2m以内に来たら1回とカウントします。
朝晩の電車で80名、会社で16名、昼のお店で4名としたらこれを20名まで減らして下さい、ということです。
テレワークすると一発で減らせますね。
昼のスーパーの買い出しを手伝ってもさほど増えません。

通勤される方の場合は、時差通勤で電車内を20名に減らし、不要な会議などを避けたら達成できると思います。

働く保護者のために保育園は続行する模様です。
こちらを通じての集団感染は今のところ市内では確認されていません。
ただ、溶連菌やアデノウイルス感染症など例年小流行するものは検出できています。
過剰な心配は要らないですが、保育園側としては園内流行は絶対に回避したいでしょうから、お連れくださったら検査で診断できます。

既に皆さんのお手元には5月6日まで持ちこたえられる慢性疾患処方とCOVID処方があるはずです。
こちらは基本的なウイルス性の感冒には対応可能なセットですので、こちらを使って様子を見て、欠落分を後で取りに来る、という方法もありだと思います。

今のところ、当院はCOVIDの院内感染の恐れはほぼ皆無の状態ですが、上記のビデオ通り、やはり出来る限り外出はお控え下さい。
予防接種や健診はスケジュール通り受けられるように隔離時間を設定してありますのでご予約下さい。
感染症で判断に迷う時は、事前にお電話の上、指定時間にお越し下さい。

成人のBCG〈警告を追加〉

ネットで予防できるかもという噂が流れ、接種希望の電話もかかって来ていますが成人の接種はお断りします。
また、接種を乱発していた医療機関が間違った接種方法で実施していたため、受けた人が結核と同様の症状を発症する危険性があり追跡が始まっています。


危険な副反応を起こさないための接種技術はかなり煩雑で慣れを要するものです。他の予防接種とはまるで違い、研修時に特別な指導を受けます。そういう知識が皆無の施設での実施は危険です。現在そういう施設への出荷制限がかけられています。

効果の方も怪しく、一見効いているような地図が出ていますが、そこまで有効なら本邦ではクラスターはもっと桁外れに減らないのはおかしいのです。地図を仔細にみると交絡因子(他の原因)が読み取れます。少なくとも、日本国内で接種群と非接種群での差が見つかっていません。BCGを接種するような国とそうでない国の感染症に対する衛生観念の格差によるバイアスが高いと判断しています。その点を検証しているまともな論文は現時点ではありません。

<4/4追記>
日本ワクチン学会も今の時点での成人への接種に対しては否定的な見解を出しました。

そもそも、なぜ4歳未満の乳児期しか接種が推奨されていないかというと、成人の場合はメリットを超えるような重大な副反応が予想されるからです。一部の金儲けクリニックで買い占めなど起きており、小児以外は出荷制限になりました。そういう適用外接種をする先生に副反応の質問をしてもろくな回答はできないでしょう。BCGの開発史を知ってたら怖くてできません。

最低でも、豪州で確認治験が進行中ですのでその結果を待つべきでしょう。

災害時のヘルスケア

昨夜の首相会見で街がすっかり無人になってしまいました。
こうなると逆にメンタルヘルスに問題が出てしまいます。

2mの距離を取れれば、マスクなどの特別な防護はいりません。
手すりなど人と共通接触のある場合しか趣旨の消毒はいりません。

従って、公園などで子供さんと遊ぶのは、最中に粘膜を触らず、最後にしっかりと手を洗えば大丈夫です。
親御さんも在宅勤務の昼休みには人と接近さえしなければ外で軽い運動などは大丈夫です。

フランスでは昼のジョギングまで禁止になっていますが、晴れるとすぐに公園で集まってパーティしたがるわがままな国だから規制せざるを得ないだけです。他者へ配慮ができる先進国の日本では、そういう心配はありませんね。上手にやりましょう。



あと、今回、高血圧のレセプターがウイルスの侵入ポイントのため、来院した親御さん全員の血圧を測定したところ、約半数の方が軽度の高血圧を発症していました。

歳をとってからの180より、若い時から持続する140位の高血圧の方が、ひどく血管は痛み、50〜60代での脳梗塞心筋梗塞の確率が上がることが分かっています。働き盛りで突然倒れるのは困ります。

軽度高血圧は最初は外出時のみ140/80を超えて、家では正常値です。この段階で自分は高血圧じゃない、と主張して対策しない人はやがて軽度の動脈硬化を積み重ねて本物になってから受診されます。家庭内血圧の危険地は135/85以上です。この基準を3回超えたら即座に降圧剤の適応、とされています。

ただし、当院医師の見解としては、軽度初期高血圧を指摘された人は、うちに直ちに受診して薬を飲む必要はありません。

まず、3つの降圧効果のある習慣をつけて下さい。そこで安全圏内なら様子見でいいです。

1. 朝起きてから夜寝るまでの1日の総歩数を万歩計で測って下さい。1万歩が目標です。8000歩は絶対に切ってはいけません。ありとあらゆる統計で、8000歩を切っている人は十数種類の疾患が増加することが分かっています。

2. 減塩を実施して下さい。普通に外食を食べられる人は全く減塩は出来ていません。大手チェーンの味付けは塩辛くて食べられない、が減塩です。一日目標量は6g未満です。食品の塩分表示を一日分、全部合計してみて下さい。8g以上の人がほとんどです。減塩することで高血圧のレセプターは徐々に減少します。

3. BMIを管理して下さい。体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)の値が25を超えるのは極めて危険です。23くらいに。逆に20を切るのも骨粗鬆症などいろいろ問題が出てきます。スーパーモデル体型は危険なので出演させないムーブメントが欧州では起きています。COVIDに関しても、肥満があると死亡率が高い、という傾向がわかってきています。

最後に、喫煙者は電子タバコを含めて即座に永遠に禁煙するべきです。初期ではCOVIDの死亡率は3倍高いとされていました。その後8倍に修正され、現在最も高い報告では13倍です。こんなもん、入院してもレスキューは無理です。どうしても吸いたいならその辺は諦めて下さい。